お盆なので、奈良の実家に帰っております。

 

晴耕雨読それがし、きょうは雨なので、中国語の勉強です。

 

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学習を始めてはや15年、まだまだ学習は続けております。

 

自分の言いたい事はほぼ問題なく伝えられるし、コミュニケーションに障害は無いのですが、表現をより豊かで格調高くする為には、依然語彙が足りません。悠久の歴史を背景にもつ中国語は、本当に表現が豊かです。

 

例えば「ありがとう」は中国語では「謝謝(しぇーしぇー)」ですが、ちょっと2文字ばかり足して「謝天謝地(天と地に感謝する)」、或いは「感激不盡(感謝しても仕切れない)」なんて言い方をすると、よりいっそう謝意が伝わりますし、教養を感じる表現になります。若干大げさですがw

 

ほかにも…

 

「大雨が降る」は中国語で「下大雨」。うう〜ん、普通ですね。

 

これを…

 

 → 傾盆大雨(盆をひっくり返したような雨が降る) 

 

どうでしょう?バッシャー!って感じが伝わりますね。

 

「頑張って勉強する」これは普通に言うと「努力學習」。中検4級レベルですね。

 

これも…. 

 

→ 韋編三絕(本のヒモが3回擦り切れるまで勉強する) むかし受験勉強していた頃、単語帳がボロボロになるまでやりこんだのを思い出しますね!

 

最後に「問題がいっぱいある」は、普通に訳すと「有很多問題」。

 

→ 前門拒虎後門進狼 (前門の虎、後門の狼) 絶望的に問題なことが伝わります!

 

こんなふうに言うと、教養ある感じがグーンと高まります。

 

或いは中国語でメールを送る時、文末に「若有任何問題請不吝與我聯繫(もし何か不明点がございましたらどうぞ何なりとご連絡ください)」など長々書くのも良いですが、「靜候佳音(良いお返事を静かに待ちます)」と4文字サッと添えるだけ方が、粋な感じがします。

 

 

他にも、日本人に馴染み深い表現が沢山あります。

 

溫故知新(孔子) → 温故知新

 

五十步笑百步(孟子) → 五十歩百歩

 

揮淚斬馬謖(三國演義) → 泣いて馬謖を斬る

 

などなど。日本人以外の外国人学習者は、なかなかここまで理解が及ばないと思います。この点、普段から中国の故事に親しんでいる日本人は有利ですね。

 

 

外国人だからこそ、ちょっと教養を感じる表現でオッ?と思わせたり、大げさな表現で笑わせたりといった、”ギャップ“が利いてきます。そしてそのギャップ効果は、相手の教育水準が高ければ高いほど大きくなります。

 

 

日本語でも、単に「ムカつく」と言うより「腹に据えかねる」と言うほうが、より不服さ・無念さがにじみ出ますし、「ムカ着火ファイヤー」も良いですが「怒髪天を突く」と言う表現も、激しい怒りを覚えているのだという様子が伝わりますよね。

 

現在、中国語の自動翻訳の精度は本当にひどいものですが、ゆくゆく精度は上がり、正確な翻訳ができるようになるでしょう。しかし!相手の心をうつ言葉は、人間にしか紡ぎ出せません。表現を豊かで格調あるものにし、よりコミュニケーションを円滑にしていきたいものです。

 

  1. くるみ より:

    こんにちは。靜候佳音、いいですね。今度使ってみます!
    コミュニケーションに問題はないけれど、自分の言い回しってひねりがなくてもどかしいなぁと感じる事が多いです。
    私も周りの港台の人たちの文章からいつも抜き出してノートに書き留めています。
    あとはそれを自然と使えるようにしたいです。

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プロフィール

代表取締役社長
吉田皓一
奈良県出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、朝日放送入社。テレビ営業部で3年勤務したのち退職し、ジーリーメディアグループ創業。東京・台湾・香港を往復しつつ、細々と事業を展開しております。趣味は酒と飯です。車・ゴルフ・時計等一切興味なし、ただひたすらに美酒と美食を求めて日本全国を巡っています。

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