はじめに申し上げますと、本稿は、当社日本人社員に伝えてる内容の一部を皆さまに共有しております。

わたくしは教育者でもなんでもないので、自分が学習で苦しんだ経験をもとに、管見ながら「こうしたほうがええんちゃう?」程度の事を書くだけですので、あまり真に受けないで下さい。スクールに通っておられる方々におかれましては、当然ながらスクールの先生の言う事の方が正しいので、本稿については参考程度にしていただけますと幸甚です。

さて今日は初級の方向けの話です。まずは長い余談から。

私が中国語を勉強し始めたのは防衛大学校の頃です。防衛大は伝統的に語学教育にかなり力を入れていて、1学年から結構しっかりと教育されます。英語に関してはとくに重視されているのですが、在日米海軍横須賀ベース所属・エリート将校の有閑マダムが先生なので、コチラもアチラも何言ってんだかイマイチ良く分かんないという悲劇的状況で、授業が進んでおりましたw

で、当時の私の中国語教官ですが、「中国語だから先生は中国人」というわけにはいかない事情がありました。なぜなら(今はどうか知りませんが)防衛省という組織は、共産圏に関しては私用で渡航する場合でも事前申請が必要なくらい、その辺の事情にセンシティブだからです。なので自衛隊の幹部を養成する防衛大学校の先生も、中国からだと少し具合が悪いんだと思います。

当然、そうなると先生は台湾から、となります。結果として私の教官は、台湾(中華民国)で教育を受けた日本人の方でした。思えばその方から中台の近現代史の薫陶を受けたことが、いまの私のバックボーンとなっていると言えるかもしれません。

さて、本題に入ります。

中国語の初級についてですが、過去にも述べたとおり、日本人は初級の段階ですでに中級者、だと言えます。山登りで言うなら、ゼロから学ぶ外国人が、いわば麓(ゼロ)から登らなければならないのに対し、日本人はデフォルトの状態で漢字をほぼ全て理解しているため、5合目まで車で行って、そこから登れるということです。僕はこれまで、漢字に悪戦苦闘する韓国人や欧米人を数多く見てきましたが、日本人にはそういった漢字の書き取りにまつわる障礙は全くありません。

もっと言うと、「アレって中国語で何て言うんだっけ….??」と迷ったら、日本語の単語をそのまま中国語で発音してしまえば良いので、単語の暗記もかなり楽です。

例えば日本語の「予約」はそのまま「予約(yu4 yue1 / ユー ユエ)」、
「雑誌」もそのまま「雑誌(za2 zhi4 ザー ジー)」です。欧米の人に比べたら楽勝です。

もっと言うと、英語で有袋動物(カンガルーとか)は「Marsupial Mammals」と言いますが、「Marsupial」なんて単語、日常英会話で絶対使わないし、英語ではかなり上級者じゃないと聞き取れないですよね。でも、中国語なら、初級レベルの漢字「有(you)」「袋(dai)」「動物(dongwu)」を中国語発音するだけなのです。一個一個専門的な単語を覚える必要はありません。(意味わかりますかね?w)

もっともっと言うと、中国語の専門用語ほど、先に近代化を果たした日本から逆輸入した場合が多いわけで。例えば「憲法(Constitution)」とか「経済(Economy)」といった単語は、福沢諭吉らの日本人が英語を漢字に直し、それを中国が逆輸入した単語です。なので、単語の暗記は不要で、日本語をそのまま中国語読みするだけでOKな場合が多いわけです。

ことほどさように、日本人にとって中国語とは楽勝な言語なのだということを、まずは認識してください。

では、日本人が中国語を学習する上で最も大きな障害となるのは何か、それはいうまでもなく、発音です。

英語に比べるとかなり正確な発音を求められます。

“反り舌音”に代表される日本語にはない発音や、音調によって全く意味が変わってくる”四声”というシロモノが、初級者を絶望の淵へ追いやります。

特に四声というのは、慣れるまで本当に厄介です。なにせ、音程を間違うと全く意味が変わってきます。

例えば「バオ(bao)」と一言で言っても

第1声(高く) だと 「包」(つつむ)
第2声(上がる)だと 「薄」(うすい)
第3声(低く)だと 「飽」(腹いっぱい)
第4声(下がる)だと 「爆」(爆発する)

てな感じで、こんなのが何十、何百とおりとあるわけで、ぼくももう一回ゼロからやれと言われたらちょっとゲロ吐くレベルです。もっと言うと、この発音(ピンイン)を覚える作業こそが、中国語学習のキモだと思います。

で、そんな厄介な発音ですが、アドバイスは3つ。

1. 日常生活で目に入る漢字を全部中国語で音読して、中国語読みできないものは片っ端から調べる。

ありがたいことに日本は漢字の国です。至るところに漢字があふれています。こんなに中国語学習の機会に恵まれている国は他にありません!電車の吊り広告、街中の看板、友達からのLINE、なんでも良いです。とにかく片っ端から声に出して読みまくって、読めなかったらその場で調べるようにしましょう。

2. 変顏してると思われるくらい、デカく口を開ける。

発音が大事、である以上、はっきりとしゃべらねばなりません。ボソボソしゃべってごまかそうなどという姑息な手(むかしの俺ですw)は通用しません。子音は舌を360度方向に自在に動かし、母音はオバハンのフェイササイズかと言うくらいでっかく口を開きましょう。

3. 何度も矯正してもらう

発音矯正は自分一人ではできません。耳で受け取ったお手本の発音を、口で正確に再現する練習を行ってください。自分では正確に再現しているつもりでも、録音して再生してみると全然間違ってるということが多分にあります。

特に1の作業は重要です。これを積極的にやることで、超高速で中国語が習得できます。

いわずもがな、言語はコミュニケーションツールである以上、間違ってようが笑われようが「伝われば成功」なわけです。どうも日本人は受験英語で減点方式が染み付いているようですが、語学なんてやれば誰だって出来るようになります。高尚な学問でもなんでもありません。ただのツールです。

恥ずかしがらずにガンガンしゃべりまくったら、上達は早いと思います。ぼくは学生時代、大学にいる中国人の留学生を捕まえて、「昼飯おごるからずっと中国語しゃべってくれ」と言って、自分の下手な中国語を延々と聞かせていましたw

今もまだまだ下手ですが、笑いが生まれたらALL OK!!!笑 ↓↓↓

52

↑台湾のイベントで一向にぬくもらない場の雰囲気に焦るわし。

53

↑バラエティ番組ではリアクション命。「不公平だろ~~~!」

32

↑経済系番組ではちょっとドヤってみる。

大事なのは2つ、

多講、多聽、多讀、多寫(いっぱいしゃべって、聞いて、読んで、書いて)

不要怕別人笑!!!!(他人が笑うのを気にするな!!!)

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プロフィール

代表取締役社長
吉田皓一
奈良県出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、朝日放送入社。テレビ営業部で3年勤務したのち退職し、ジーリーメディアグループ創業。東京・台湾・香港を往復しつつ、細々と事業を展開しております。趣味は酒と飯です。車・ゴルフ・時計等一切興味なし、ただひたすらに美酒と美食を求めて日本全国を巡っています。

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