ITFとは、毎年11月に行われる旅行博覧会です。東京ビックサイトみたいなでっかい会場で、世界各国のブースが百花繚乱します。

こちらのニュースを見ていただくと盛況ぶりがよくわかると思います。

本当にすごい人です。日本ブースも超人気です。

でも……..

ウチはこれまで3年連続出展してましたが、今年は止めました。その経緯はこちらのエントリーに書いたとおりです。

で、今年も会場にはふらっと行ってみましたが、今年は日本からの出展者があまりに多く、1階に入りきらなかった日本企業・自治体が2階にまで侵食し、2階がほぼ全部日本の企業・自治体であふれかえってました。

 

正直申し上げて、異常事態です。絶対異常です。こんなにアホみたいに出展してるのは日本だけです。韓国なんかは観光観光公社が一括してブース出展し、旅行会社と組んで、上手くやってます。

日本にはインバウンド関連で国などの補助金・助成金が出てるのでしょうが、税金の使い方としてあまりにもずさんです。間違っていると思います。

敢えて言いますが、ITFに来るお客さんは別に、日本の自治体のしょうむないパンフレットをもらうために、200元も払って来場しているわけではありません。安い旅行パッケージを買いに来ているのです。

会場には各所にデカいゴミ箱が置かれており、パンフレットがバンバン捨てられていきます。

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ゴミ箱直行!

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税金もったいない!

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もったいない!

もちろんPRは大切なことですが、あまりにもずさんで節操が無さすぎます。他の県が出展してるから、予算が付いたから、という理由で出展されてるのかもしれませんが、もうちょっと考えるべきです。

また、中国語がしゃべれないならわざわざ大勢日本から来る必要はありません。ビラ配るだけなら現地アルバイトで大丈夫です。毎年ITFの時期には台北の歓楽街が日本人だらけになりますが、台北観光がしたいなら、自費で行ったほうが良いと思います。

<日本のインバウンド市場の成長阻害要因「デジタルデバイド」>

台湾はスマホの利用率が日本の2倍弱、地下鉄やコンビニでも無料のWiFiが飛んでいるなど、日本より断然ネットの普及が進んでいます。つまりどんな商品・サービスを訴求するのでも、主戦場はwebなのです。

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↑どう考えてもwebがメイン。

 

にもかかわらず、なぜみな「猫も杓子もITF」なのでしょうか?

日々台湾と日本を行き来しながらぼくがたどり着いた結論は「決裁権を持つ人が高齢で、webと言われてもピンと来ないから」です。

 

デジタルデバイドとは、ITを利用したり使いこなしたりできる人と、そうでない人の間に生じる格差のことです。

国にしろ自治体にしろ、決める人が高齢すぎて、webだSNSだと言われても「???」なのです。

ぼくはふだんいろんなところで講演・セミナーをさせていただきますが、webの話をすると高齢の方はかなりの確率で寝ます。本当に寝ます。かなり噛んで含んで分かりやすく話してるつもりなのですが….

このデジタルデバイドが、日本のインバウンド市場の成長を阻害しており、皆様の税金の無駄遣いをしています。

みなさん、もうITFやめてwebやりましょう!!!

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プロフィール

代表取締役社長
吉田皓一
奈良県出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、朝日放送入社。テレビ営業部で3年勤務したのち退職し、ジーリーメディアグループ創業。東京・台湾・香港を往復しつつ、細々と事業を展開しております。趣味は酒と飯です。車・ゴルフ・時計等一切興味なし、ただひたすらに美酒と美食を求めて日本全国を巡っています。

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