台湾では、Facebook利用率が8割を超え、日本では想像できないほどSNSが生活に浸透しています。仕事中もFacebookは開きっぱなし、私的な投稿にも常時いいね!するし、Facebook Messengerでやりとりをします。私がラーチーゴー!を大きくできたのも、元はといえばFacebook黎明期にSNS上でファンを獲得できたのが、最大の要因でした。

 

そんな、日本人の想像が及ばざる程にSNSが浸透した台湾では、政治の世界もSNSを如何にうまく活用するかが大きなカギになっています。

 

わたしが拝察する限り、いま台湾で最もSNSをうまく活用している政治家は、台北市長の柯文哲氏です。台湾の政治はこれまで長きにわたり、民進党と国民党のほぼ二大政党制が続いてきましたが、特定の政党に属さない柯氏は、SNSを巧みに扱うことで、無所属ながら特に若い層の支持を集めて来ました。

 

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↑柯市長公式Facebookページのカバー写真。Youtubeロゴとともに「毎週水曜よる10:00放送」とあります。「IT’S SCIENCE」、医師出身である柯市長のキャラクターが上手く映えるよう、デザインやフォントも細心の工夫が凝らされています。テレビや新聞と同様或いはそれ以上に、Youtubeでの情報発信を大切にしている事がみてとれます。

 

わたしは柯市長のLINEをフォローしているのですが、毎日2〜3回、マメにLINEが届きます。これがなかなか、政治家がやってると思えないファンキーさで飽きません。

 

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↑日本の政治家ではありえない、けっこうブッとんだコラージュで楽しませてくれます。また、画面下部にはLINEからフェイスブックやインスタ、Youtubeなど、他のSNSへのリンクが効果的に貼ってあったり、いろいろ工夫がなされています。

 

 

↑よき動画なんでぜひ再生ください!先日、トランプ大統領が訪日されたほぼ同時期、柯市長も来日され、主に東北地方を巡られました。先日訪日された際には、その模様をいち早くスタイリッシュな動画に編集し、各SNSにアップロードしていました。柯文哲市長の陣営に、ブランディングから動画制作・編集までできる精鋭のSNS部隊がいることが、この動画から見て取れます。

 

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↑これはもう完全に悪ふざけですね(笑) 

 

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↑日本のテレビで(意図的に?)起こる、アクシデントへのオマージュです。

 

初めてみたとき「なにしてんねんw」と思わずツッコみました。

 

さて台北市の柯市長のみならず、蔡英文総統も、SNSを積極的に活用なさっています。

 

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↑「アジア小四龍」とよばれる台湾・香港・韓国・シンガポールのなかで、直近の経済成長率がナンバーワンだったという実績をアピールするFB投稿。人口2,300万人の台湾で「いいね!」が6万ちかく押されています。如何にソーシャルでの情報拡散が、政治においても重要かがわかります。

 

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↑こちらはインスタグラム。総統閣下がセクシー魔法少女に変身です。日本でたとえば小池百合子さんが同じことしたら………どうなんでしょうか(笑)

 

さて、台湾の未来を占う総統選挙は、2020年1月11日投票です。当社東京本社で働く台湾人社員も、大半がすでに帰国のための航空券を購入しました。年寄りばかりが存在感を示す日本の選挙とは違い、若い人の投票率が格段に高い台湾では、政治家も新聞やテレビなどオールドメディアのみならず、SNSを中心としたインターネット上で支持を呼びかけなければなりません。

 

「シルバー民主主義」などと揶揄され、若者の投票率が極端に低い日本の選挙を見るにつけ、台湾の選挙が羨ましくも感じます。

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プロフィール

代表取締役社長
吉田皓一
奈良県出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、朝日放送入社。テレビ営業部で3年勤務したのち退職し、ジーリーメディアグループ創業。東京・台湾・香港を往復しつつ、細々と事業を展開しております。趣味は酒と飯です。車・ゴルフ・時計等一切興味なし、ただひたすらに美酒と美食を求めて日本全国を巡っています。

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