2021年3月25日

当社は、全国の道の駅で扱う地域特産品を台湾向けにインターネットを通じて販売する社会実験(越境EC事業)を行うことで合意し、4月1日より『楽吃購(ラーチーゴー)!日本』の道の駅公式通販「おうちで 道の駅!」ページで順次販売を開始します。

詳細は下記リリースをご確認ください。

全国の道の駅では、新型コロナウィルス感染症への対策として地元の物産品の販路拡大を図っています。一方、台湾などでは、日本への旅行を見合わせることで所謂「訪日ロス」現象が起きており、日本各地の産品を買い求めるニーズが増えています。
国土交通省・観光庁では、「道の駅第3ステージ」(2020-2025年)において道の駅を世界ブランドに育成し、多くの外国人が道の駅をインバウンド観光拠点として来訪することを推進しており、こうした諸状況を踏まえ、全国道の駅連絡会とジーリーメディアグループは道の駅が地域を代表して海外に向けて地元特産品や地域観光情報を提供し、道の駅や地域について産品を通じて周知、経験できるプラットフォームを提供することとしました。
これにより、道の駅による地元産品の売上を拡大するとともに、コロナ感染症収束後には道の駅を目的地、拠点とする観光、インバウンド需要の喚起へ結びつけて行く計画です。

全国道の駅連絡会は昨年5月、「ニューノーマル」対応の道の駅の進化について国土交通大臣向けに提言を行い、その一環としてキャッシュレス決済環境の整備や通販/ECの強化を前倒しし、同6月には道の駅公式通販『おうちで 道の駅!』を開設しました。また同8月からは農林水産省の補助事業「#元気いただきますプロジェクト」に参画し、地元特産品の通販を通じて地域の生産者や事業者を支援しています。

ジーリーメディアグループは、訪日台湾人・香港人向けNo.1日本観光情報メディア「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」< https://www.letsgojp.com/ > を2012年から運営しています。現地目線にこだわり台湾人・香港人が取材した情報を提供し、月間利用者数は250万人以上(2019年3月現在)にのぼっています。
また、観光庁のインバウンド推進方針に呼応し、台湾や香港からの訪日促進のための事業を展開しています。昨年12月に同社のサイト会員を対象に行なった調査(*3)では、道の駅の認知率は56.3%、利用経験率34.0%、道の駅で販売する商品のECでの購入意向率は82.4%、コロナ収束後の道の駅への訪問意向率は98%を超える結果となり、同社は今回の社会実験に参加することを決定しました。