さる1月14日(土)、無事にMiCHi cafe(当社のお店)でのイベントを終えたぼくは、関係者と近くの台湾式居酒屋でご飯を食べ、午後8時くらいと良き時間だったので、お客様を士林夜市にご案内しました。

この日は旧正月前の週末ということで夜市は賑わっており、ところどころ前に進めない場所もありました。

 

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そんな中、順調に夜市散策。雑貨を買ったり、小吃(ジャンクフードとか)を食べたり。

 

寒い日でしたが定番のかき氷も完食。

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そしてそろそろつぎの場所に移ろうかと歩き出したところ、夜市のスピーカーからアナウンスが。

 

「盗難が多発しております。手回り品に注意ください〜」

 

ハハハハハ、盗難て。

 

治安の良い台湾、大丈夫やろ〜。

 

初めて来てからはや12年、そんなこと聞いたことないし。ま、とりあえずリュックサックは前にかけとこか….

 

………………………..

 

………………………………………………….

 

うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!

 

いつの間に………!!!!

 

ふぁ、ファスナーが、全開に開けれらている!!!!!!!

 

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不覚っ…..!圧倒的不覚っっっ…………..!!!!!

 

それから小一時間、夜市を捜索しましたが、見つかることはありませんでした。

 

ここから先は、帰国までのステップを紹介します。これから同じような苦難に遭われた方々のために…。

 

祖国の土を踏むまでのStep1:警察に行く。

 

士林夜市の近くに警察(派出所)があります。

住所(コピペしてGoogle mapにほうりこんでください):臺北市士林區文林路235號

電話:(02)2881-3856

 

まずはここで届け出(報警 / バオジン)します。帰国書類作成上は必要ありませんが、見つかるかもしれないし、帰国後の保険申請に必要です。必ずバオジンしましょう。

 

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で、夜だし役所も閉まっているので、今日できるのはここまで。あとはヤケ酒をあおるのみ。

 

心配した友達が盛大に慰めてくれました。お金もクレカも全て失った、一文無しのぼくにお金を貸してくれて、しこたま酒をおごってくれました。

 

台北の真ん中で、人のやさしさに触れました。

 

さ、酒が涙でしょっぱいぜ!!!!!

 

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酒を飲みながらですが、やらねばらぬ重大なことが….そう、カードを止める!

 

というわけで、

祖国の土を踏むまでのStep2:カードを止めて住民票FAX依頼

ぼくはメインのAmexを筆頭にVISA2枚、Mastercard、JCB、銀行キャッシュカード2枚、JALアンドANAと、この利用停止の作業に地獄を見ました。

 

また、ぼくの場合、運悪く紛失したのが土曜日でした。手続きが必要なのは移民署交流協会ですが、土日は両方閉まってます!!!

なので出来る事は、翌・月曜に速やかに帰国するための準備。

具体的には、日本の家族か友達か会社に頼んで、住民票をゲットしてもらう、できればそれを「この人はパスポートを失くしたので、月曜に申請に伺います」という紙を添付して、台日交流協会のFAX番号:+886-2-2713-0975に送っておいてもらう、という事です。(このFAX送付というのは交流協会の公式サイトにも書いてあるので、オフィシャルで推奨されている方法です。)

 

祖国の土を踏むまでのStep3:飛行機の変更

パスポートの再発行は、日本に帰国してから。とりあえず祖国の土を踏むために必要なのは、パスポートではなく「帰国のための渡航書」です。同書の取得に関しては早くとも丸1日かかります(詳細後述します)ので、もし帰国の飛行機の時間が差し迫っているのであれば、航空会社に変更依頼をかける必要があります。

 

これはチケットがFSC(フルサービスキャリア、JALとかANAとか)か、LCCかで異なります。もしチケットがLCCなら、まず希望はありませんが、JALやANAなら、ワンチャンあります。変更不可のチケットでも、交渉してみると追加手数料で変更可能な場合もけっこうあるので、電話してみましょう。(現地の支店に行く必要はありません。電話でOK)

 

当然ながら、ホテルの延泊も必要です。

 

さて、そんなこんなで私は日曜、ひたすら臥薪嘗胆の1日をすごし、あけて月曜日です。

 

祖国の土を踏むまでのStep4:移民署で旅券紛失届を出す & 旅券紛失記録表をGet

移民署の正式名称がこちら→中華民國內政部移民署臺北市服務站

これをタクシーの運転手に見せればOK。

移民署=在台外国人が、ビザや居留証を発給してもらうところ。

・住所:臺北市中正區廣州街15號 タクシーが便利です。

・必要なもの:特になし(写真は地下で撮れる)

・かかる費用:120元(写真代)

 

 

朝9:30頃到着。

久々に移民署に行ったけど、欧米系もいればアフリカ系もいたり、台北ってインターナショナルだなと改めて実感。

まずは入り口左のカウンターで旅券紛失届に記入をすませると、旅券紛失記録表(外國護照遺失/尋獲報案紀錄表)を渡され、「これ、記入してから、地下で写真撮ってきて」

 

てことで、地下1階のスピード写真マシーンで写真。写真はパスポート用の4.5cm x 3.5cm、120元。

お金を入れて、言語が選択できるので日本語を選ぶと、アナウンスがやたらフランク(笑)

 

(中国語なまりの日本語で)

「撮りたい写真を、選んでね!」

「はーい、スマイル!!!」

「ナイスショット!」

「もうすぐ、終了だよ!」

 

プリクラかよ!!!

 

そして紛失記録表を記入して、写真とともに提出(向こうでやってくれるので、のり・ハサミ不要です)

 

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用紙は複写になっています。これを記入して提出すると、黄色い二枚目を渡され、「整理券と一緒に14番窓口に持ってって!」

 

言われるがままに持っていくと結構な混み合い。しかも担当者が黒人男性につかまってしまい、質問攻めで書類を受け取ってくれませんでした。ここは待ったらいつまでかかるか分からないので、気合いで担当者の手元に書類をねじ込み、「今日夕方便に乗らなアカンから、マジお願いします!」と懇願。すると、ものの5分で黄色い紙にスタンプを押してくれました。これで終了。

 

快調にゲッツ!!!

 

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この時点で10:30。

この黄色い紙を持って、今度は日台交流協会へ。交流協会の午前中業務時間は〜11:45。昼は13:45〜と2時間も閉まります。時間がないのでシータク移動です。移民局の前にはいつもタクシーがいっぱい停まっています。

 

祖国の土を踏むまでのStep5:交流協会で「帰国のための渡航書」を受領

 

この「帰国のための渡航書」さえGetできれば、水平線に祖国の地が見えたも同然です。

 

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日本と台湾のあいだには正式な国交がないので、台湾では台日交流協会が、ビザの発給などの大使館的な役割をになっています。

・住所:台北市慶城街28號

・必要なもの:

  1. 移民署でGetした旅券紛失記録表
  2. 写真2枚(移民署で撮ったやつの残りを流用)
  3. 住民票(6ヶ月以内のもの)

・かかる費用:650元

 

11:00 到着。

 

いつ来ても、心温まる展示。

 

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ひとつひとつ目を通していたいけど、今日はそんな時間はない!!!

 

まず受付で「パスポート失くしました」、日本語で言いました。当たり前だけど余裕で通じる。

 

整理券をゲットし、自分の番になって窓口に行くと、おねーさんが

 

「FAX届いてますよ」

 

上記のとおり、東京の本社にお願いして、ぼくの住民票とパスポートコピーをFAXしておいてもらいました。

パスポートコピーは”あれば可”くらいですが、住民票はマストです。

 

で、諸般の書類を記入。

 

「まだ午前中ですけど、士林でパスポート盗られたって人、もう吉田さんで3人目です。」

 

盗っ人が多いのか、日本人がぼーっとしてるのか、はたまたその両方か。

 

で、記入終了すると、これから手続きするからまた昼から来てくれと。昼は13:45〜だと。

 

いきなり2時間もヒマになりました。

 

徒歩圏内で時間が潰せて、それなりな過ごし方が出来るとすれば….

 

① 杭州小籠湯包でショウロンポウを食べる

② シャーウッドホテル(西華飯店)で仕事をする

③慶城海南雞飯でシンガポールチキンライスを食べる

 

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全て徒歩圏内、お好きなのをどうぞ。。。。。

 

 

で、午後の部再開の13:45に交流協会へ!!!!

 

 

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ついにゲッツ!!!

 

発行官庁をご覧ください。EMBASSY OF JAPAN IN THAILANDとあります。日本と台湾には国交がないため、大使館業務は在タイ日本大使館によるものでございます。へぇーーーー。

 

 

 

祖国の土を踏むまでのStep6:出境登記表をGETする

交流協会ホームページには、「空港到着後、出国審査窓口の隅にある公務窓口で、出境登記表(ピンクの紙)を入手し〜」とありますが、このピンクの紙、交流協会窓口でもらえました。

これです。

表が原入境資料(台湾に入国したときの資料)

 

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名前とか国籍とかパスポート(失くしたけど)番号とかを順調に記入していきますが、入境登記表(行きの飛行機で配られて、台湾入国のときにイミグレで提出するやつ)の番号とか分かるわけないので、空白にしました。その後、出国のイミグレでこのままで出しましたが、問題ありませんでした。

 

裏面もあります。裏面は、出国のときに乗る飛行機などなど。

 

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祖国の土を踏むまでのStep7:空港へ行く!

桃園空港でも松山空港でもどっちでも大丈夫です。そのまま航空会社のカウンターへ行けばOK。

 

 

 

ぼくは松山発の全日空なので、ANAカウンターで、ゲットした書類を全部提出しました。

 

よしだは、きこくのためのとこうしょをつかった!!!

 

グラホのおねーさん「すごい、こんなのあるんですね!」

 

それがし「いやー、それがしもはじめてみました…. がはは」

 

グラホのおねーさん「たいへんでしたね。さぁ、これをおもちください。」

 

よしだは、ぼーでぃんぐぱすをてにいれた!!!

 

これで全てが揃いました!!!

 

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ドラクエ3でいうと、書類という名のオーブを集め、ついにラーミア復活!!!!

 

そして、ANAさんには超絶珍しいインボラアップグレード(エコノミーがいっぱいだからビジネス乗ってくれってやつ)。神様見てるよ!!!

 

 

あとはこれもって、いつもどおりイミグレを通るだけ。もうゴールです。

 

ついに、ついに関所がひらく………!!!!

 

これを以て無事に帰国いたしました。

 

嗚呼!祖国よ!!!!

 

てなわけで、台湾で財布・パスポート紛失された方、一瞬どうしようと焦るかもしれませんが、土日でなければ手続きは1日で済みますし、手続きがスムーズに行けば、翌日には帰国できます!

 

ご安心を!

 

ぼくも朝9時から書類クエストをはじめ、当日16:50の松山発羽田行きに、余裕で間に合いました。

 

あと、旅行保険に入ってる場合、日本に帰国したあとに保険がおりますので、警察の紛失届や交流協会の証書は残しておきましょう!ぼくもクレジットカードの保険で、財布や渡航署発行費用が全額補償されました。

  1. 小松 剛 より:

    面白いブログでした。
    ちなみに僕も57年生まれで今、台北です
    酒と食が好きで各国回ってます

  2. ともこ より:

    私も面白い内容で夜中なのにかなり笑ってしまいました。(すみません)

    先日台湾に行ってきたばかりです。美味しい食事を満喫してきました(╹◡╹)

  3. マンゴーかき氷 より:

    今、お盆休みの台湾旅行中です。
    私も昨日故宮博物院で財布をスラれ、このブログにたどり着きました。
    パスポートはホテルに置いていたので無事でした。
    パスポートを盗難されると、ラーミア復活が大変ですね、、
    大変おもしろく読ませていただき、元気がでました(笑)
    交番行ってきます。

  4. yo.m より:

    先月娘と台湾旅行中に
    娘のパスポート盗難に遭いました。
    ホテルの部屋で
    さてどうしょうかね?と言う時に
    このブログをみつけて‥
    まさにこの通り‥
    11月22日夜に台湾交番に届けましたが
    翌日は日本の祝日で謄本とれず
    また土日に重なり翌月曜まで台湾を
    満喫することに!しかも台湾は選挙
    中々味わえない貴重な旅行になりました
    台湾4度目の娘と2度目の母は
    ブログに本当に助けられました。
    ありがとうございます。
    また台湾にいきたいと思っています。

  5. 忍たま乱たろん より:

    バックパッカーや仕事で海外には何度も行っていますが
    まさか台湾で旅券を紛失するとは思いませんでした。
    昨日 こちらのフロー通りに動き、渡航書を入手出来ました。
    本当に有難うございました。

  6. 毎日スコティッシュフォールド2 より:

    台北当直後まもなくパスポート、クレカ、SIMカードが入ったバッグを紛失(盗難?)、絶望している最中このブログを見つけました。やるべきこと全てが書いてあり、非常に役立ちました。予定通りの日程です帰る事ができ、大変感謝しています。

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プロフィール

代表取締役
吉田皓一
奈良県出身。防衛大学校を経て慶應義塾大学経済学部卒業後、朝日放送入社。総合ビジネス局にてテレビ CM の企画・セールスを担当したのち退職。
2012 年㈱ジーリーメディアグループ創業。台湾人香港人に特化した日本観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」を運営する。HSK漢語水平考試6級(最高級)及び中国語検定準1級所持。台湾にてテレビ番組やCM出演、雑誌コラムの執筆、台湾でチャンネル登録18万人のYouTube「吉田社長JapanTV」運営なども行う。日本酒輸出、台灣交通部(国交省)Taiwan Pass Project顧問。
2018年より北海道FM northwave「メイリー!台湾」メインパーソナリティとして台湾の魅力を発信中。